兵庫県芦屋市の糸岡富子さんは、明治41年(1908年)の5月23日に、大阪市で3人きょうだいの長女として生まれ、30年あまり前に芦屋市に移り住みました。
市によりますと、糸岡さんは市内の高齢者施設で元気に過ごしていたということですが、12月29日、老衰のため亡くなったということです。
116歳でした。
糸岡さんは国内最高齢で、長寿について調べているアメリカの研究グループは、去年8月にスペインの117歳の女性が亡くなったあと、糸岡さんが世界最高齢になったとみられるとしていました。
芦屋市の高島崚輔市長は「世界最高齢だった糸岡富子さんがご逝去され、心より哀悼の意を表します。糸岡さんは、長い人生を通じて私たちに大きな勇気と希望を与えてくださいました。改めて感謝申し上げ、ご家族やご親族に心からお悔やみを申し上げます」とのコメントを発表しました。