「COP29」の会場には参加国や国際機関によるパビリオンが設けられ、温室効果ガスの削減や、気候変動による被害を軽減するための最新の技術や取り組みが紹介されています。
日本のブースでは、国内の11の企業や団体が展示を行っていて、このうち大学発のベンチャー企業は世界中の川や地下水の流れをシミュレーションする技術を紹介し、気候変動で雨が降らなくなった場合の水不足の状況を細かく予測し効果的な対策に役立てられるとPRしていました。
また、気候変動に対応した防災対策の経済的な価値を推定するサービスを提供している団体は、対策前後の状況を分かりやすく示すことで防災分野に民間企業の投資を呼び込むことができると説明していました。
日本のブースを訪れた各国の関係者たちは展示を撮影したり、担当者に質問したりしていました。
アフリカ南部のマラウイの会社員は「自分の国の人たちに紹介できるような技術を探すために日本のブースに来ました。二酸化炭素を回収する技術の展示が興味深かったです」と話していました。