体をひねり、上半身を振り返らせるヒト型ロボット=アンドロイド。来年の大阪・関西万博の会場中心部にあるパビリオンで展示される予定だ。ロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授が人間らしいロボットの開発を追求する中、初めて実現した動作だという。目をつぶったり口角を上げたりする顔の表情や、体の自然な動きからは、「いのち」が宿ったロボットのようにも見える。最先端の技術を通して、訪れた人たちに伝えたいメッセージとは。万博の開幕まで半年を切る中、徐々に明らかになってきた展示内容に迫る。(大阪放送局 記者 絹田峻)